ハケンアニメ!
こちらの図書館でぶらぶらしていると、
ずっと気になっていた辻村深月さんの小説「ハケンアニメ!」を見つけたので
ちょうど資格も取って時間もできたし、借りて読んでみました(∩´∀`)∩
こちらの図書館、日本語の本も少しですけど置いてあるんですよね~
間違いなくこちらに住んでいる日本人が持ってきて寄付した~って感じの本が多いです(;^ω^)
趣味に偏ってるので、日本の図書館では見ないような本が結構あります。
本屋さんでも見たことないわこんなの(;^ω^)ってのが多い。
そんな中、辻村深月さんを見つけたのは嬉しい(∩´∀`)∩
辻村深月さんの「ハケンアニメ!」、数年前にan-anで連載されていました。
私はそれをおそらくカフェか立ち読みかで目にしたと思います。
普段は雑誌の連載小説なんて読まないし、連載だから話の流れもわからなかったのですが、心理描写の文章がとても巧みで、「わあ」と、文章にくぎ付けになりました。
私も、こんな言葉を使えたらな。と、何度も何度もその文章を読んで、でも自分のものにはできなかった。
雑誌なので、たくさんの言葉が並んでいるのですが、辻村深月さんの文章はやはりさすが「小説家」というのか、文字のつなぎ方と表現力が素晴らしかった。
いつか、単行本が出たら、この本を読もう。辻村深月さんの他の本の読んでみよう。
そう思って、ずっと気になっていた作家さんと、作品でした。
辻村深月さん、映画「ドラえもん」の脚本をしたことでさらに知名度が上がった気がしますよね。そのニュースを知った時も「ああ、なるほどさすがだな納得」と思いました。上からな感じですみません(;^ω^)
「ハケンアニメ!」、内容は、お仕事小説です。好みのジャンル(∩´∀`)∩
アニメを作るにあたって、どんな人たちがどんな仕事をしているか、どんなタイムフレームでそれぞれがどんな役割を果たすか、どのように評価され、どのような葛藤があるか、そしていいアニメを作りたいという人たちの人間関係などがリアルに描かれています。
面白かった(∩´∀`)∩
これがこういう結末につながるのか~、ちょっとできすぎてる感じもするけど すべてがすべてつながってお祭りの頂点に達するような終わり方でした。
今年、実写映画化するんですね。実写映画に向いてると思う。
主人公があの人になるのかー(小説ではヒロインが3人いる感じ)。確かに、主人公にしやすい、共感を得られやすい人かも(・∀・)
そして、小説内で作成されたアニメが2本あるのですが、そのアニメがアニメ化(ややこしいな)されて映画内で紹介されるみたい!これは楽しみ!ざっとしたあらすじしか書かれていなかったので、どんな映像になるのかものすごく興味があります!これはモノづくりの人たちが楽しんで意地をかけて作るだろうなー(∩´∀`)∩と言う気がします。
小説の実写映画化で、こんな楽しみなのは初めてです(*´▽`*)
辻村深月さん、「かがみの孤城」で本屋大賞も受賞していて、この作品もものすごく評判が高かったですよね。
不登校がテーマで、これも登場人物の心理描写の素晴らしさが話題で、すごく読んでみたい作品です。調べてみると、今年アニメ化されるようで、小説を読むのが苦手な人とかアニメ好きな若い世代に響けばいいな~ なんてこれまた高いところからの意見みたいなことを思っています( ^)o(^ )