外国に興味しんしん
ボランティアをしていると。
今までの狭い世界から抜け出せて。
本当に、いろんなことを学べ、感じることができます。
今回のボランティア先は2か所目?(厳密に言えば3か所目)なのですが、
来てみると、なんだか、よく、「どこから来たの」と聞かれます。
ただの話のきっかけだったり、世間話だったりすることが多いと思っていたのですが、
なんだか、今回は、
本当に外国に興味しんしんで、外国ではどうしているのか、憧れのようなものを持っている人が多い気がします。
特に、今回のボランティア先は、ちょっと身体障碍を持つ人が多いところなので、それでかもしれません。
私が日本人だと知ると、「親はどうした」とか「なぜここに来ることになったの」とか「家族は?」とか聞いてきます。
「家族はいない」というと、そのいきさつを知りたがり、
「母はがんで、私が日本に帰って介護して亡くなった」というと、さらに興味をひかれるようです。
「日本は、親と一緒に住んで、親を世話してくれるそうだよな…」と、遠い目をして言います。
「僕はただ知りたいんだ。外国では家族はどうなのか」とも。
家族がいなくなって、さみしい。
身障者になってしまって、1人で不安。
家族と一緒に住む日本がうらやましい・・・
そして、実はこの国、外国人と触れ合うことはあっても、普段、会話をする機会はそうはないのかもしれません。
「どうしてこの国に来ることになったのか、とっても興味があるの」とか
「もっと外国に行ってみたい、知らない国で、どんな考え方をしているか知りたい」と、
胸を詰まらせるような感情をこめて言ってくれます。
今はコロナで外国に行くのが難しくなってしまっていて。
こんなに長期化した今、外国に行く夢を見ることすらできなくなり、
外国に思いをはせて、切ない思いをしているのかもしれません。
ボランティアをしていると。
今までの狭い世界から抜け出せて。
本当に、こちらがいろんなことを学べ、感じることができます。