年末年始の交通事故
年明けの瞬間にレッカー移動されてしまった私ですが、
レッカーのトラックの運転手さんがとてもいい人で、本来ならコロナで禁止されている、車と一緒に連れて行ってもらうのを
新年のお祝いだからと、乗せていってもらえることになり
車に乗っている間、黙っていてもよかったのですが
まあ喋る練習でもしましょうかねと思いまして、軽くしゃべってみました。
「年末年始は忙しいですか?」
「忙しいよ。新年パーティで、調子に乗って運転する人も多いから、事故も多いし
警察からの要請でレッカーするのもすごく多いんだ。
それを、3人で回してるから、すごく忙しいよ。
(電話が鳴る)
ああ、ごめん、妻からだ。実は記念日で・・・新年に結婚したんだ」
「みんなが祝ってくれる日に結婚したの、いいね!」
「記念日に働くのは、妻はあんまり喜んでないけどね(;^ω^)
警察からの要請に応えられるのは(警察からの許可証を見せてくれる)少なくて、その数少ないのが僕なんだ。
なので、とても仕事が多いよ」
「なるほど、事故でレッカー。。。それはけん引するの大変でしょうね」
「大変だよ。君の車なんて最高にラクチンな部類だよ。
壊れてる車も多いし、鍵がないのもあるし」
「そうか・・・私の車は3週間前に中古車屋さんで買ったばかりで、しかも修理もしたばかりなのに止まってしまって、不愉快だったけど
事故とか警察関係と比べたら、私はまだ気が楽な部類かもね」
そういうと、トラック運転手さんは、少し表情を真剣にして
「いや、それは全く別の問題だよ。
買ったばかりの車が止まるのは、それはあってはいけない話で、
事故よりいいとか、警察のお世話になるよりいいというのと同じにしてはいけない、まぜちゃいけないんだ」
↑というのを、もっと適切な説明で、でもしっかりと、でも厳しくなく、穏やかだけど信念のある言葉で言ってくれました。
だいたい、軽い会話なのですから
「そうだよ!事故より全然いいよ!」などと返す人が多いような気がします。
私もそれに慣れきってしまって、自分からそんなことを言ってしまいました。
でも、それを同じ土俵にして考えるべきではない、と、ちゃんと真剣に言ってくれるの、
とても、とても、とてもいい人だな、と、心に響いた。
うちの25歳男性ハウスメイト③くんとかなら
「よかったじゃないか!事故じゃなかったんだから!」というだろうし、実際に言っていた(;^ω^)
乱暴だよな理論が(;^ω^)
そういう、軽い会話なのにちゃんと向き合ってくれる人と話すことができて、
なんか、そういう人ってとても貴重だなとか
今回とてもいい機会だったな と思ったのでした。
興味深い年越しだったと思うよ(*´ω`*)