震源地の様子・多分最終回
街中は平和です。
しかしグラウンドにボランティア団体が「負けるもんか」的なロゴをプリントしたTシャツを着て
ボランティア団体向けに振舞われるラーメン食べて頑張ってますw
「よう来てくれたなぁ」
「いやいや、23年前の恩返しですわ」
と、神戸から来てくれた人もいるようでした。
安いスーパーで
「家の修理費用こさえなあかんからなぁ」と、
おじいさんがポツリと、でもそこそこ明るく孫に呟きながら、安い食材を買っていきます。
古かった家は、今回潰されていました。
家によっては、被害が結構あったようです。
と言ってもまあ、食器が割れたってのがほとんどですけど。
7割くらいの食器が割れた、という人がいました。
あと、そこそこ新しいいいマンションに住んでる人は、
耐震対策で、マンションがあえて壊れるようになってるんですねw
あえて、廊下がずれるようになってたりするんですって。
なので、友達のマンションの廊下もバリバリずれてしまっていて、どうやって直すんだこれw
私の「建物が倒壊するかもしれないから、その時に備えて外に逃げる」という意見を言うと
「最近の建物は、クッションになるようになってて、ほら、車が衝突事故起きた時のために前後が柔らかくなってるのと同じ構造なんです。
ある程度壊れてもいいところはあえて壊れやすくなってるんですよ。それで肝心なところを守るっていう。
だから上から物が落ちやすくなってるんですね。
上からの落下物があると怖いから、外に出るのは、私は勧めませんね」
ふむふむなるほどね~
「たんすも倒れて、周囲のママ友に『大丈夫か~~!?』って叫びながらお互いの命の確認して、
助け合いながらタンスも起こしてもらって、
もう私の中では大災害で、仕事に行くなんて頭なかったですよ!!」って言ってましたw
うん、あなたの口からきいたら、すごい大災害w
かと思えば
「いや、家の中めちゃくちゃだったんで仕事どころじゃなく片づけなあかんと思って休みましたよ。
そんなん、仕事してる場合じゃないじゃないですか?」という人も。
同じ意見でもドライな言い方だと印象が変わるなw
一番頑張ってるのはガス会社の人ですね。
一軒一軒、訪ねて、確認して、在宅でないと開栓できないので
何度も周り、それこそかなりの戸数があるこのエリアを、しらみつぶしに足で回って
開栓していかなければいけません。
全国のガス会社から、それこそ東京の方のガス会社の人も、応援に来てくれているようです。
土日なく、夜も遅くまで、一軒一軒。
本当にすみませんと、謝りながら回っています。
止まっている間のガスの基本料金は請求しませんとのこと。
ガス会社もしんどいですね。
現地で外に出なきゃこんな話もわからないから
やはりある程度外に出て、自分の目で見て耳で聞かなきゃなと思います。