借り暮らしのアラフィフティ- 海外シェアハウス暮らし ‐

天涯孤独のアラフィフおひとりさま。家も金も男も定職もないから断捨離しまくり人生リセット、日本での生活も捨てて身軽で自由にシェアハウス暮らし。ミニマルライフ&ライフハックについて書いていきます!

気のいいおっさん( ・´ー・`)

うちのシェアハウス、離れにおっさんが住んでます。

ラカンくらいの、親切で陽気で気のいい、おしゃべり好きのおっさんです( ・´ー・`)

 

 

けど、

 

 

「独身かい?( ・´ー・`)」

「彼氏はいるのかい?( ・´ー・`)」

「子供はいるのかい?( ・´ー・`)」

 

 

と、悪気なく陽気に聞いてくるので(しかもノンストップかつエンドレスだ)

 

私的にはちょっと、えっと~~ という感じで(;^ω^)

 

 

こないだも、避けてたんですけど、

 

待たれてた(ノ∀`)

 

 

そして、おっさん、一度部屋に戻って

「このクッキー、安売りしてたんだ!食べな( ・´ー・`)」と

安売りのクッキーを手で取って一枚渡して、くれた(;^ω^)

 

 

あかん、それ今、あかんやつやから(;^ω^)

 

 

 

まあホントそんなおっさんなんですが、

 

 

多分、語学の初心者にとっては非常に助かりますよね。

話の相手になってくれて、

楽しそうに話しかけてくれて、いろいろ質問してくれて、

嫌がらずに言葉を訂正してくれたりするんです(;^ω^)

 

親切でやってくれてるんですよ~~~(;^ω^)

 

こういう陽気で親切なおっさんがいるから、何もわからない外国人とかは

助かっているんだろうなと思います。

 

 

 

それで、ちょっと思い出したこと。

 

 

 

昔、某〇ちゃんねるで、話題になった宿がありました。

長野で、すごくすごく安いの。

屋根裏で、寝るだけなら800円とかなの。

朝ごはんは800円で予約できて、ものすごくお米がおいしくて、お味噌汁も最高で、お魚とか付け合わせもすごいの。

駅から、送迎もしてくれるの。

 

 

底の宿の管理人のオジサン、人が好きで、

陽気でおしゃべり好きで、親切で、人のために何かしたい人で

だから一日一人だけ、女性限定で800円で部屋を提供していたのだとか。

 

そこが人気になり、

私も予約したところ

〇ちゃんねるで、こんな書き込みが目立つようになりました。

 

 

「あそこのオジサン、すごく人のプライベートなこと聞いてくる。

根掘り葉掘り、人が聞かれたくない繊細なこと聞いてくるな!

宿の管理人だったら客のプライバシー考えろよ!」

 

「そうなんだよ、私も思った。すごく不愉快」

 

「宿の管理人としては失格だよね。考え方がなってない」

 

 

(´・ω・`)

 

まあ、それも一理あるだろうな~と思いつつ、宿に泊まりに行った結果。

 

 

 

すごくすごくよかった( ・´ー・`)

 

とても感じのいい、人の好さそうな朗らかなオジサンで、

お話が大好きで、上手で、親切で、とても安心できて

いっぱいもてなしてくれました。

 

宿も、築がとても古い家で、普通の民家なんだけど素敵。

雪深い時には玄関が埋もれる、そんな田舎。

田舎だから、他のところから来た人と話したいのもあったのでしょうね。

 

 

いろいろと気を使ってもらい、

ご飯も目を見張るくらいすごくおいしくて

(すごいいっぱい食べさせられた・・・(;^ω^)後で他の店でその話をしたら「田舎なんでねぇ(;^ω^)」って言われました)

今までのお客さんで面白かった人の話(プライバシーにはかかわらない程度)の話もいっぱい聞けて、

すごくすごく楽しかった。

 

 

そして、私も若かったから、デリカシーがなかったのですよね

帰りの車の中で、

「私も〇ちゃんねるでこの宿のこと知ったんです、ホントよかったです」

みたいなことを言ったんだと思います(あまり覚えてない)

 

そうしたら、オジサンが

やはり常日頃思っていることが言葉に出るのでしょう

 

「あれねぇ。いろいろ書かれてねぇ。

オジサン、傷ついたよ・・・」

 

と、運転しながらとても悲しそうに、ショボンとした様子で言っていました。

 

やだこれ書きながら涙出ちゃった。

 

 

今だからこそ、ネットリテラシーとか、いろいろ言葉があるけど

その当時はまだ何もなく。

 

オジサン、そんな悩みも誰にも相談できず、

相談したところで、ネットの精神的ダメージのことなんか知られていないから

「そんなもの気にするな」「見なければいい」で終わっていたことでしょう。

特にオジサンの年代では。

 

私は

「あれはひどかったですよ。そんなことなかったですよ。楽しかったですよ」

と言ってあげたかったんですが、

私が、あの悪口を見た、と申し出ること自体がオジサンを傷つけてしまうかも、となぜか思ってしまい

それに、あまり人のプライベートなことを聞きすぎるのは確かにあまりよくないよな・・・と思っていたこともあり

私は黙ってしまいました。

 

言ってあげればよかったな。

 

 

1年後にもう一度泊まりに行ったのですが

その時には、対応はかなり変わっていました。

そっけなくなったというか・・・

朝ごはんも、1人だけのために用意するのは手間だからと、コンビニで買ってきてと言われました。

そりゃそうだろ、1人だけのために800円じゃ、見合わないわ。

 

本来は、この田舎の宿で、交流するのが目的の中高年の客が多かっただろうに

個人の若い女性を対象にした部屋を作ったために、対応が変わってしまったんですかね。

 

時代と言えばそうなんですが、

悲しいですね。

 

 

私も、うちのシェアハウスにいるおっさんをあまりにそっけなくしてしまうのは

傷つけてしまうことになるかもしれないな

それは嫌だなと

 

悪気がないのは、困ったことではあるんですけど

もっとちょっといろいろ知ってほしいんですけど

無知はダメなことなんですけど

 

うまくやっていかなきゃな~と

 

ちょっとね、

長野の古い宿の、気のいい傷ついたオジサンのことを思い出して

考えてしまいました。