借り暮らしのアラフィフティ- 海外シェアハウス暮らし ‐

天涯孤独のアラフィフおひとりさま。家も金も男も定職もないから断捨離しまくり人生リセット、日本での生活も捨てて身軽で自由にシェアハウス暮らし。ミニマルライフ&ライフハックについて書いていきます!

みにくいおひめさま

子どものころに、こんな本をもらいました。

 

みにくいおひめさま

みにくいおひめさま

 

 

 
AMAZONの評価を見ると、かなりよいようです。

高慢なお姫様が、心が美しくなる様をあらわした、素晴らしい本だと。

 

 

 

うん。

そうね。

そうかもしれません。

 

 

 

ただね~~~

 

 

 

 

私、子どものころに、

この本を

おっさんからもらったんですよね。

 

 

 

すごく上から、得意げに、

非常に満足げな顔で

 

 

 

「これで、美しくなるようにな」みたいなセリフを言われたような気もしますね。

 

 

 

私は、しらけて というか 呆けて、

 

 

 

ああ、ふうん、

そういう意味ですか と。

 

 

 

つまり、

 

 

 

私が不細工だから、

 

 

 

この本を読んで

 

少しでもきれいになるように、

希望を持つように

 

 

そう言いたいんだろうな、と。

 

 

 

そして、

私の美醜を改善するために貢献したから

いいことをした、と

そう思ってるわけだよな、と。

 

 

 

今なら言える。

ゲスですよね~~~

 

 

 

 

私、にこりともしなかったことだけ、覚えています。

 

 

 

 

それでも、その本に少しすがるような気持ちを持って、読み込んでしまいました。

 

本の内容は、

 

 

美しくないと評判のお姫様を

美しくするようにと

王様がお触れを出します。

 

そして、とある普通のお母さんが、「おかわいそうな、器量の悪いお姫様」を助けてあげよう、と名乗り出ます。

私の娘たちは、みんな美しいから、と。

 

 

そして、一緒に生活していくと

みにくい高慢なお姫様は

謙虚な心を覚えて

美しくなり、

 

 

めでたしめでたし。

 

 

 

へえええええええええ

 

器量が悪いと、かわいそうで

器量がよくなると、みんな幸せなんですな~~~~。

 

 

ひでぇな(;^ω^)

 

 

それでもやっぱり、

 

私は、こんな本を送られてしまうくらい醜いのだから

少しでもきれいになれればと

ぶさいくなのは不幸なことなのだから

修正せねばと

 

 

お話の中に出てくるマフィンを焼いたり

縫物をしたり

 

 

髪を毎日100回ブラッシングしているから

髪の毛はさらさらに輝いている という描写を読んで、

 

100回数えてブラッシングをして

髪が逆に切れてしまったり

 

 

 

いろいろ、考えた本でした。

 

 

読むたびに、非常に落胆したのを覚えています。

 

 

 

でも、

 

 

 

大人になって、

 

 

ぶさいくでいることよりも

卑屈でいることの方が

ずっと問題だと

 

 

そんなに美人じゃなくても

いつも機嫌がよく

楽しい人が

子どもたちにもなつかれるのだと

 

 

そんなことをようやく理解し始めた30代。

 

 

 

 

 

 

そして、以前の職場で、懐かしの絵本の話をしていた時

 

「子どもの時に『みにくいおひめさま』という本をもらったんですよ。

ぶさいくな姫が、きれいになるというお話で~~~( ・´ー・`)」と言ったら

 

そこにいた全員が、エッΣ(゚Д゚) と固まって、

 

「そ、それ、いややな(◎_◎;)」

「なんか、ひどくないですか?(゚Д゚;)」

 

と、言ってくれました。

 

そんなつもりで言ったんじゃなかったんですけどね(;^ω^)

明るく、さらっと

軽く出した話だったんですが

 

みんな、敏感に反応してくれました。

 

 

私、こういう人たちがいる職場にいて、本当によかったと思います。

 

 

 

私は

「みにくいおひめさま」をあげなければと思われてしまうくらい

器量はよくないのかもしれませんが

 

 

いい人たちに囲まれて、楽しく暮らしてるから、

これでいいかなと思うんです\(^o^)/