親のすい臓がんコミックエッセイ 瀧波ユカリ
私は母をすい臓がんで亡くしましたのですが、
その後「すい臓がん」という言葉をものすごくよく聞くようになりました。
スティーブ・ジョブズや星野監督とか、千代の富士関とか、ね。
私、すい臓がんブログなんかもやってて、割とブロ友さんもいたのですが、
2年経ったら、1人を除いて、全員、消えてしまいました。
残る一人も「もういい、幸せな人生だったよ」と、疲れ切って、治療を辞める流れになってます。
そんなすい臓がんに、親がなってしまった話を、コミックエッセイにしたのがこちら
kindle版はなんと210円で購入できます。
瀧波ユカリさんといえば「臨死!江古田ちゃん」。
私、大好きでした。何巻まで持ってたかな
言葉のセンスと独特な視点、社会風刺の仕方がよくて、大好きでした。
「アコ」「パロパロ」なんていうフィリピンの言葉を覚えたのもこの漫画です(*´ω`*)
その瀧波さんがすい臓がんコミックエッセイを書いたというので、これは読まなければと思ってたんです。
内容。
作者の瀧波さんは、母親と折り合いが悪かったのですね。
すい臓がんという、もう直近に亡くなるという運命から逃れられない病気にかかった母親と、
どう折り合いをつけていくか
自分の気持ちの葛藤にフォーカスしたものだったように思います。
私も母とはうまくいっていたとはあまり言えなかったので
作者さんの気持ちと状況は理解できました。
ただ、そこまで作者さんには共感できるわけではなかったんだけど
(お姉さんの方には共感できた)
もうすぐ死ぬ、という不安と恐怖と絶望の中で生きる家族の描写は
いろいろ思い出して、ボロ泣きしてしまいました。
私も母に
もっと何かしてあげればよかったな
何かしてあげられたはずなのになって
なかなかね~
親が生きてるときには難しいんですけどね
家族がなるかもしれない、
自分がなるかもしれない、すい臓がん。
実はすぐかもしれない、家族との最後。
参考になるかもしれませんのでおススメしときます~